不完全な人ブログ

フライフィッシングについてだったり日々のつれづれについてだったり

レイコさんの悲劇

電話で相手の名前を聞いて漢字を確認する際には、相手が示した例だけではなく別の読み方も添えて間違いがないか確認しなければいけません。
例:
「神戸(コウベ)と書いてカンベです!」
「あぁ、神様の神に戸棚の戸という字ですね。」
ほら、こうすればミスも減りますわ。

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電話の向こうはごくごく普通の、それでも話し方は上品なおば・・・オネエサマ。
お名前はレイコさんとおっしゃるそうです。
ワタシ「レイコさんという漢字はどのようにお書きしますか?」
レイコさん「ウルワシイという字にコドモのコです」
ふむ。この方は麗子さんとおっしゃるようです。
では別の例を示して確認を取りましょう。
ええっと、麗しいという字だな。ええっと…。
ワタシ「容姿端麗の麗という字ですね」
麗子さん「はい。あの…ごめんなさい」
・・・。
あ…謝られたー!!!!

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名前だけで見目麗しい人だろうと期待され続けてきたであろう、麗子さんの苦労が一瞬にして偲ばれました。
うっかり笑うところだったYO。お客様相手なのに。
日常、どこに笑いが潜んでいるか分かったもんじゃありません。