生存報告
Twitterでは元気に呟いていたんですが。久しぶりにブログに投稿しようかな、なんて思ったりして。
2019年から現在の2022年にかけて、コロナ禍により予定よりずっと早くインドネシアから緊急帰国→そのまま本帰国となり現在は大阪で家族揃って住んでます。長男は小学3年生、次男は1年生。私は相変わらず今の会社の籍のまま過ごさせてもらってます(インドネシアに行った時も同じ仕事を続けられていた)。ありがたいことですね。
インドネシアからの帰国時、当初は数ヶ月でまたジャカルタに戻るつもりだったので住むところは仮住まいで、でも子供は小学校に通わせなければならなかったので仮住まいの学区の小学校に通わせて、結局その後インドネシアに戻ることを諦めたので、仮住まいの近くに中古マンションを買ってリノベーションして住んでます。
夫は私たちよりも1年ほど長くインドネシアに残っていたのでコロナ禍臨時休校ワンオペ在宅勤務とか、そりゃあまあバタバタしましたけれども、なんとか乗り切って2022年も終わろうとしています。
また少しずつ、記録を残していこうかなと思います。
インドネシア大統領選にまつわる騒動(ジャカルタ日記)
気が付くと放置してしまうBlog。一応インドネシアに引っ越しして8か月経ちましたが私も家族もぼちぼちなじんで毎日何とか過ごしております。
以下の記事は今年の6月ごろに社内向けに書いた文章をそのまま転載しております。ですので、ニュース記事などのリンク切れがあるかと思いますが、ご容赦を。
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今年の4月に日本の全面的なサポート開業した、ジャカルタのMRT(地下鉄)についてのお気楽なレポートを書こうと思っていたのですが、先々週発表された大統領選の結果について大規模なデモ、というか暴動が発生してしまったので、こちらについて書いてみたいと思います。
とはいえ、在住5か月では詳細な分析もできませんのでニュース記事+コメント、という形式でお伝えしたいと思います。
【インドネシアの大統領選】
2019年4月17日にインドネシア大統領選挙が行われました。候補は現職大統領でジョコ・ウィドド(愛称はジョコウィ)氏と、対抗の野党党首のプラボウォ氏の対決となりました。
ジョコウィ氏は実業家出身で庶民派といわれ、一方でプラボウォ氏は陸軍出身のエリートです。
インドネシアの大統領選挙は直接選挙制で、どちらの候補が良いか全有権者が直接選んで投票します。
【当日の様子】
投票の1か月くらい前?に、選挙日が祝日になることが決まりました。(インドネシアあるある:祝日が突然決まる)
飲食店などもすべて午前中はお店を閉めて、みんな投票に行きます。投票権もなく仕事も学校も休みになってしまった上に、大使館からあまり出歩くなとの案内が出たため、日本人たちはとりあえずプールに浸かったりしていました。
投票をすると、二重投票防止のため2、3日消えないインクを小指につけるので、投票に行ったかどうかがまるわかり。InstagramやTwitterなどでインフルエンサーたちが小指に紫のインクを付けた写真をアップしています。
この小指を見せるとスターバックスやクリスピークリームドーナツやKFCやいろんなお店がXX%OFF!とかお得になるプロモーションがたくさん出ていて、お祭り騒ぎの一日でした。
【投開票】
投票当日~翌日にクイックカウントといって大手新聞社等による選挙結果速報が発表されました。
ただ、これはあくまでも速報値なので、正式な開票作業はそこから1か月以上かけて行われました。
なお、大手5社のクイックカウントの結果は現職ジョコウィ氏の勝利、でしたが、対抗のプラボウォ氏は自身の独自の機関によるクイックカウントの結果をもって、勝利宣言をしたりしていました。このあたりからちょっと風向きが怪しくなってきます。
そんな中で開票作業を行っていた方が多数亡くなったとのニュースが日本でも流れました。
何か裏で陰謀が?と思われた方もいたかと思いますが、インドネシア人口の2億6千万人。有権者数は1億9千万人ともいわれ、投票率は80%以上、インドネシア国内に開設された投票所は80万箇所以上に及び、さらに今回実は総選挙ということで大統領選だけでなく、地方議会議員選挙など合わせて4~5つの投票が同時に行われていたのです。
そんな大量の開票作業を、気温は連日30度前後、開票作業の多くは半屋外とか屋内でもクーラーのないようなところで作業をしていたそうなので、ほとんどのケースは過労や熱中症が原因だろう、といわれています。
【抗議活動から暴動へ】
5月22日に大統領選挙の結果が発表されました。もともとクイックカウントの結果を受け入れられない、不正投票だ、と主張していたプラボウォ氏側は、支持者を動員してのデモ活動を行います。実は、当局に届けられた抗議デモ自体は予定通り一応平穏に終了したようです。その後、デモ隊とは別部隊と思われる一団が暴動を始めた、といわれています。
残念ながら、最終的には8人の犠牲者がでてしまいました。
SAPインドネシアオフィスやジャカルタにある日本人学校、幼稚園も1、2日間自宅待機になりました。日本企業が多く集まるスナヤン地区では特に交通規制等もなかったため出社した日本企業もあったようですが、窓から警察のヘリコプターがデモ隊に水をかけている様子などが見えたそうです。ちなみに私の住んでいる南ジャカルタは平穏でしたが、念のため2日間自宅から一歩も出ずに過ごしました。
プラボウォ派 暴徒動員 機動隊と衝突、宿舎襲撃 車25台放火、257人逮捕 中央ジャカルタ
こちらは現地の日本語新聞の報道です。実際に記者の方々がデモの現場に行っていたようで、かなり生々しいレポートも含まれています。
大統領選後の暴動でインドネシア政府がインスタなどFacebook系SNSをブロック
インドネシアではSNSでの選挙活動は特に禁止されていません。選挙戦の間から投開票後にかけて、真偽入り交ざった様々なニュースが流れてきて、それがより新たな火種になりうる、との判断なのかSNSが断続的にブロックされました。
私は特にSNSが見えなくなる、ということはなかったのですが、LineやSNSへの画像投稿は一時的に制限されていました。(見る分には特に問題なし。またWifiやVPNにつなげば特に制限なく見ることができました)
2019年インドネシア大統領選挙で何がおきたか――分断と凝集の政治ベクトル
この記事は暴動が起きる”前“に書かれたものです。実際には想定よりは大きな暴動となってしまったわけですが、今のところ大筋ではこの記事の分析通りに進んでいる、と思います。
【現在の状態】
プラボウォ氏が人員を動員しての抗議活動ではなく、本来の手続きである憲法裁判所に選挙結果の不服を申し立てる方針に切り替えたので、一旦は騒動は落ち着いています。
また、5月の頭から続いていた断食月がもうすぐ終わり、断食明け大祭(レバラン)の長期休暇が始まります。レバラン前のボーナスも配られて、みんな旅行や自分の故郷に帰って行って、ジャカルタ市内はお盆休みの都心のように人がまばらになり、すっかり平穏な雰囲気に戻りました。
また、6月下旬の憲法裁判所の判断が出るころに何か一波乱あるかもしれませんが、とりあえず落ち着きましたよ、というご報告でした。
変わりゆく街(ジャカルタ日記)
昨年末から、夫の仕事の都合で家族共々インドネシアのジャカルタに移住しています。
そんなある日の日記です(Facebook に投稿した内容と同じです)
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私のいま住んでいる街、ジャカルタは東京とほぼ同規模の人口を抱える一方で、地下鉄のような都市交通が今まで全くなかったため、信じられないくらいの渋滞が日常化していました。
(JRも私鉄も地下鉄もなく、全員がバスと自家用車とバイクで通勤する東京を想像してみてください。なお、道は曲がり時々穴が空いており、交差点はろくに機能していません)
日本でもニュースになっていたようですが、そんなジャカルタについに地下鉄(MRT)が開通しました。4月の大統領選に間に合わせるために、まだあちこち工事中で、エレベーターや一部の入り口が使えなかったり、よく見たら地下鉄のトンネルの壁が一部剥がれていたりしますが、まあとにかく、開通しました。
先週が事前登録制で人数制限ありの試乗会、今週は開業という扱いですが、ギリギリまで運賃が決まらなかったこともあってか、なんと無料で乗れます。(要事前登録)
せっかくなので乗ってきました。
まずはアプリで事前登録します。乗りたい日を選択し、名前とメール、電話番号等を入力するだけで登録完了。E-TicketとしてQRコードが表示されます。そのQRコードを駅の改札付近にいる係員に見せ(文字通り見せるだけ。別にQRコードをピッとしたりするわけではない)、フルオープンな改札の中に入ります。
そうそう、このMRT、日本の協力で作られたので、駅のパッケージングや案内が割と日本仕様でどことなく見たことのある風景というか、日本人にとっては慣れ親しんだ雰囲気です。
ちなみに、私が乗り降りした駅はエスカレーターは左側に立つ東京ルールでした。
改札やら駅の階段やらで記念撮影しまくっているジャカルタっ子たちを横目に、階段を登りホームに行くと、まあまあの混雑具合です。しかしホームドアがあり、その前の床に、列に並ぶための表示があってわりあいとみんなその表示に従って並んで?いるので、比較的秩序立っています。電光掲示板には行き先と発車時間。10分おきに走っていて、電車が近づくとTrain arrivingの表示が出ます。
時間通りに電車がやってきて乗り込むと、またジャカルタっ子たちは記念撮影を始めます。通路に立っていた私も2組ほどシャッターを押してあげる羽目になりました。
車内は冷房もよく効いているし、車内表示も放送もわかりやすいしで至って快適でした。ただ、車内放送は、日本の鉄道会社がトレーニングしたためか、いわゆる「日本の車掌さんアナウンス」になっており、特に駅名の読み方はまさに車掌さん読みでした。
cipete rayaという駅があるんですが、「Next station is, ちぷて〜らやっ、ちぷて〜らやっ」とか放送するもんだから、目の前に座っていた奥様方は爆笑し、車内からは「え?どこって?Cipete raya?!」「ちぷて〜らやっ♪ちぷて〜らやっ♪」などと困惑したり、真似したりする声が上がっておりました。
始発駅のLebak bulus駅〜ASEAN駅(そう、ASEANの本部があります)までが地上区間、そこから先が地下鉄区間になります。地上区間は高架になっており、ジャカルタの街中がよく見えます。ビルとごちゃごちゃした街並みの合間にモスクが点在しているのを眺めていると、15分ほどで地下鉄区間へ。
今回は終点まで乗らず、オフィスの最寄駅であるBendungan Hilir駅で降りました。朝の通勤ラッシュ時は車で1時間半以上かかる道のりですが、今回は20分強で着きました。素晴らしい。
一旦、駅の外に出て、出口やオフィスまで行く道を確認してまた折り返して帰路につきました。
帰りは地下鉄区間から地上に出た時に、自然と拍手と歓声が上がったのが微笑ましかったです。
運賃を徴収しての営業運転は4月1日から始まります。まだまだ課題も多く、例えば自宅と駅の間の道がめっちゃ渋滞するとか、駅付近に駐車場駐輪場がないので誰かに送り迎えしてもらうかバス(渋滞付き)で駅まで行く必要があるとか、つい2日ほど前に運賃決まったばかりなのに券売機や自動改札のシステムちゃんと動くのかとか、気になるところも多いです。あ、あと明日明後日は無料期間最後の土日で、めっちゃ混雑が予想されるのですが、ちゃんとオペレーション的にさばききれるのかなという直近の心配もなきにしもあらずです。
しかし、慢性的な渋滞に悩まされるこの街で定時運行する電車のありがたさ、そして何より、地元の人たちがウキウキワクワクしている様子に、これから変わりゆくジャカルタの街を、一緒に体験できるのだと私も嬉しくなったのでした。
「鹿の王」を読みました
2年以上放置していたBlogですが、久しぶりに記事を書こうと思いたってキーボードの前に向かっております。本を読んだ、という記事ですが、ブックレビューではありません。日記です。
ようやく、上橋菜穂子さんの「鹿の王」を読みました。
「精霊の守り人」も「獣の奏者」も好きで、2014年に鹿の王が発売されたときも、ぜひ読みたい、と思っていました。ただ、当時は長男も幼く、最初の育休からの復帰前後の頃で、とてもじゃないが落ち着いて本を読む余裕がない、と見送っていたのでした。そうこうしているうちに、日々の生活と仕事に追われ、次男の妊娠出産(そうなんです、次男が2016年に生まれました)のため、本屋で見かけては、今はまだ、読む余裕がない、と躊躇していました。
その間、全く本を読んでいなかったわけではないんです。漫画なんかは割と読んでいましたし、同じくらい大好きな作品である「十二国記」の新装版は購入し、何度か読み返していました。ですが、「好きな作家さん」の「新作」を「ハードカバー」で本腰を入れて読む気にはなれなかったのです。
伝わりますでしょうか。これらの条件の本を読むには、相応の心と体の余裕を持って、万全の態勢で臨みたい、という気持ちがあったのです。逆に言えば、その気持ちが、今までこの本を手に取ることを拒んでいました。
ですが、今回、文庫本が発売され、次男も1歳半近くなり、育休からの復帰後のバタバタからようやく落ち着いてきたことにより、ようやく手に取ることができたのです。
本屋で上橋さんのサインを見つけて思わず写真を撮ってしまいました。上にある著者サイン本も、購入出来そうな感じだったんですが、なんだか恐れ多くて(?)、下に並んでいる通常版を買ってしまいました。若干後悔しています。
そうして、ようやく手に入れた文庫本ですが、それでもすぐに読むことはできず、お盆休みの夜、2日に分けて、子どもたちを寝かしつけて、好きな飲み物と食べ物を傍らに用意して、それから読み進めました。
ハードカバーの時は上下巻でしたが、文庫本は全四巻で発売されました。しばらく読み進めて、ああ確かにこれは上下巻の方がしっくりくる構成だったのだな、と気づかされました。出来ればハードカバーで読みたかったな、という思いがちらりとよぎりましたが、それは仕方ありません。例え子供が途中で夜泣きしても、気軽に中断できる、軽い文庫本はやはり私の生活スタイルに合っているからです。
それでも、第一巻は物語の舞台に、読者である私自身を馴染ませるだけに終始してしまったので、そのまま初日は第二巻まで読んで、翌日に第三巻と第四巻を読む、という疑似上下巻体験を行いました。個人的には、文庫本を読まれる方は、上下巻のつもりで読むことをおすすめしたいです。
そうして、先ほど第四巻まで読み終えたところです。大変に、素晴らしかったです。「精霊の守り人」で描かれているものと、「獣の奏者」で描かれているものを両方下敷きにして、さらなる高みへと進んでいるお話でした。人と人との関わりで独特の湿度を感じる筆致も好きですし、最後手前の、彼らを見送るシーンは、本当に秀逸でした。
なんとなく、なのですが、文庫本第四巻の表紙絵は、物語の中の一幕ではなく、彼らのその後だったりするのかな、と思いました。森の中で、一緒に暮らして、狩りをしている様子だったらいいなあ、なんて思ったり。
さて、ここまで長々書いてきましたが、2年ぶりのブログを書くに至るほどの衝撃をあ与えてくれた、この本と上橋先生には本当に感謝したいです。
逆に言うと、ここしばらく子育てに心の大部分を割いていて、私自身、自分のためだけに心が動くようなことをしていなかったな、という反省もあります。長男次男の母である、ということは自分にとってはとても大切なことですが、母ではない部分の自分、というものも、忘れずに大切にしていきたい、ということを思い出させてくれた、読書体験でした。
家庭内でしか通じないあだ名
・カピバラさん
・筋肉に聞いてみましょうの人
・おねえちゃん先生
今年の抱負?
いやー、久しぶりにこっちのブログを書こうと思い立ちました。
妊娠&育児Blogを分けたせいで、こっちのBlogに書くことがないのです。なんせこの3ヶ月、育児しかしてない!食べ歩きも釣りにも行けないとなかなかネタがありませんね。書けるのは手ぬぐいのことくらいでしょうか。この際だから手持ちの手ぬぐいを片っ端から紹介するエントリを量産してやろうかしら。まあそんな時間はなかなか取れませんが。現にここまで書いたところで息子からお呼びだしがかかって、ようやく今続きを書き始めたところです。
Twitterの方も、本アカウント(@amui、FacebookやMixiにも転送)と育児ネタ(@mama_amui)を分けたため、本アカのつぶやき頻度が減りました。仕方のないことなのですが、息子も3ヶ月になり、これからお出かけなどもできるようになってくるでしょうから、何かしらブログを書くネタもできてくるでしょう。
そんなわけで今年の抱負は「少しずつ」。
今年は育児に力を入れつつ、保育園の空きがあれば秋から復職するので、育児も、それ以外の活動も、無理せず、少しずつ頑張って行きたいなと思います。
行ったお店、気になるお店の管理
産休に入ったものの、今のところまだ産まれる気配はなく、出産準備もほぼ整って来ました。…で、やっぱり暇になってくるんですよ。
私の好きなことといえば飲みや渓流釣りなのですが、どちらも妊娠中は強制的にお休み期間になりますし、正産期、つまりいつ産まれても良い期間に入ったので食べ歩きといっても一人で遠出は出来ませんし。
というわけで、最近は地元近辺のお店を開拓中です。…まあこれも、妊娠中は体重制限や塩分制限があるので好き勝手には出来ないのですが、それでも良い気晴らしになっております。
で、今まで行ったお店で美味しかったところや、これからぜひ行きたいところをどうやって管理するかなと思案してました。
今まではiPhoneの食べログアプリのブックマークで対応していたのですが、訪問済みと未訪問を分けて管理出来ませんし、そもそも食べログのレビューを書いたこともありません。なんか、個人的な感想を残したいだけで、「レビュー」なんてちょっと気恥ずかしいのです。
そんな時はこのブログの[酔][食]タグに個人的なメモを書き留めていたのですが、若干使い勝手が悪い。
で。先日、実名型グルメ口コミサービスのRettyに登録してみたらば、意外と使いやすい。Facebookなどのようにタイムライン形式なので、レビューというより個人的な感想をつらつら書いてもあまり罪悪感を感じないのです。また、フォローしている人の投稿から、あ、行ってみたい、と思ったお店を簡単に自分の行きたいリストに入れられますし、また新規で行きたいお店を投稿することも出来ます。お店の詳細から食べログへの連携もあったりして、なかなか使い勝手が良いのでは?また、食べログ形式でお店ごとにいろいろな口コミも検索できます。PCサイトの方はほとんど使っていないのでよくわからないのですが、スマホアプリの方は割と使いやすかったです。
というわけで私のリストは今のところこんな感じですね。
http://user.retty.me/1044045/itta/
飽きずに続けられるかしら。