不完全な人ブログ

フライフィッシングについてだったり日々のつれづれについてだったり

岩手-和賀川水系・ほたるぅ…(田中邦衛のモノマネで)

3連休の泊りがけ釣行は岩手に行ってきました。不完全な人日記2005年9月29日で行った辺りですね。
本当はね、山形の陸の孤島のような場所に行きたかったんですよ。
でも、連休中の日本海側は大荒れっていうじゃないですか。
予約を取っていた宿の近くで土砂崩れが起きて国道とJRが不通とか言ってるんですよ。
や、なんていうか、そりゃイカン!な訳ですよ。
そんな訳で金曜日の仕事中につりぶな部長Y氏とプランナーS氏とアタクシとで頻繁に電話&メールミーティングを設けた結果、岩手に逃げることになりました。(後でちゃんと仕事もしました)

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基本的にワタクシ含め皆さん多忙な上に三連休ということもあって、いつものように金曜夜出発ではなく、ちゃんと!ちゃんと土曜の朝出発を予定します。早朝に出て、昼から釣りをするのです。うちにピックアップに来てくれるのが6時15分頃とのこと。
という訳で、夜中3時まで夜更かしし(仕事の残り&人狼やってました…)、ちらりと仮眠をとって5時起床。ごそごそと準備をしていると6時ごろS氏より入電。
お、予定より早いじゃん。と電話に出てみると「スタートのYが寝坊した」とのこと。うぉぅ。
朝マックを食べたり、家に帰ってフライを3本ほど巻いてみたり、それでもまだ来ないので仮眠してみたりとあれこれすること3時間。
東京発は9時過ぎとなりました。
「こりゃ今日はイブニングオンリーだな…」

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その後は大きな渋滞にハマることもなく、快適ドライビング。
とはいえ、やっぱり岩手遠いよ!ドライバー5人もいるので、個人の負担はそう大きくもないのですが、一向に辿りつきません。
アタクシも宮城県辺りを担当させていただきましたよ。
あの辺りはカーブが多くて大変でしたワ。たくさん車線変更の練習をした気分になりました。
途中、福島の川が濁流になっていることに気付き、なにやら不安な気分になりましたが見なかったことにして先へGO!GO!
国見SAで昼食。芋煮うまうま。
あとはひたすらドライブ!ドライブ!
そして岩手に到着したのが17時ごろ。
いやぁ、イブニングですね。
インターから手近な沢に入り、イブニングを楽しむ…魚小っちゃ!!
稚魚みたいな子が遊んでくれました。
堰堤前にはそこそこのサイズの子がいたんですが、逆光でフライ見えないし。それでも普通サイズ(not稚魚)が何回か掛かったのですが、全部バレちゃいました。あはん。
まあ、1日目だしこんなもんでしょ。

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宿に向かう帰り道。なにやら真っ暗な道端でライトもつけずに浴衣で何かを見ている人たちを発見。
何やってるんだ??
その時、私の脳裏に子供の頃の記憶が蘇った。
初夏・暗闇・川のせせらぎ・家族で…。
…あっ…ホタルだ!!
思わず口に出すと、ドライバーY氏ナイス反応。すぐに道端に車を寄せて止まってくれた。
そのままライトOFF。
果たして暗闇に浮かんだのは、儚く光るホタルたち。
やった、アタリ!!アタシ偉い!(自我自賛)
一同そのまま車を飛び出し、ホタル鑑賞。
ホタルを見るのは生まれて初めてという東京生まれのY氏とS氏。すっごく久しぶりだというK嬢。田舎育ちのワタシとY嬢も、久しぶりのホタルに感激。
でも、なんか変だな。実家のホタルと何か違う。
七宗のホタルはもっとこう、川っぽいところにいて…この子たちは藪っぽいところにいるし…それになんか…光が小さい?
フラフラと藪から出てきたはぐれホタルに、フラフラと近づく私。
そのまま、はしっ!と両手の中にホタルを包みこんだ。ゲット♪
ホタルって、とっても捕まえ易いんですよ。
捕まえてみると、確かに思い出の中のホタルよりずっとずっと小さい。
思い出のホタルはゲンジボタルだったはずだから…この子たちはヘイケボタルなのでしょう。
小さいとはいえ、ホタルはホタル。チラチラと瞬く幻想的な風景に暫し時を忘れたのでした。

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だけど、いつか、この人たちに私の故郷のホタルを見せてあげたいなぁ。
ここで見た子たちより強い光を持ち、しかしずっと緩やかに瞬く優雅な子たちなのです。そして、何より良いのが、「道路から藪のホタルを鑑賞する」のではなく「自分達の周りをホタルが群舞する」のですよ。上を見ても横を見てもホタル。本当に、本当に息が詰まるほど美しいのです。

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あぁ、話が逸れました。
とにかく大満足した私たちは宿に戻り、美味しい夕食を頂き、少しだけお酒を飲み、大笑いしながらスリッパ卓球をし、温泉に浸かり、ウノやトランプをして床についたのでした。

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あれっ?!釣りしたんだっけ??